インタビュー #05「仲間がつくれる場所」

高木 真理子 さん

会社員/神奈川県在住/50代

Q1.はじめてのりくら温泉郷を訪れたのはいつですか?

4年前の冬の寒い時期でした。もともと登山が好きで、冬山へも行くようになり、山スキーの道具を買ったんです。その後、富士山の雪上訓練へ出かけた際に、当時のガイドさんに山スキーにおすすめの場所としてのりくらを紹介されたのがきっかけでした。その後、リトルピークスさんのツアーや、のりくらにいるプロスキーヤーの奥原いたるさん主宰のスキーレッスン、ソロ登山などに通い詰めています。

Q2.その後、どの位の頻度でのりくら温泉郷を訪れていますか?

ひと冬で、いたるさんのレッスンで最低16回。その他にもツアーに来たりしていますし、ゲレンデがクローズしてからも、山の上に雪の残っている6月までは山スキーを滑りに来ています。また、夏山の時期には北アルプスの山行ついでに、乗鞍へ立ち寄ったりも。中でも私が一番好きな時期は、11月です。山の上の雪もまだシビアではないので、ソロで登る雪山として、乗鞍岳はとてもいいんです。一年で何回のりくらへ訪れているか?数えたことはないけれど、相当ですね。のりくらの知り合いみんなに、「いつ移住するんですか?」と言われています。

Q3.のりくら温泉郷のどんなところが好きですか?

登山の際に、雷鳥に会えることですね。乗鞍岳は、雷鳥に会える確率が高いと思うんです。去年は何羽かの雛が生まれて、かわいくてかわいくて、それこそ孫に会いに来るような感覚で、彼らに会いに来ました。雷鳥に会えるとホッとするし、癒されるんです。
あと、のりくらの「人」かな。ここに集まってくる人たちのことが好きですね。

Q4.のりくら温泉郷の温泉はどんな印象ですか?

私は、山(遊び)を始めるまでは温泉に興味がなかったんです。でも、山を始めると、ツアー帰りに温泉に入ることが自然な流れになっていきました。私の場合、普段ほとんど山の事ばかりを考えているし、登山にしろ、スキーにしろ、やっているときはハイになっていると同時に、すごく頭も神経も使っているんだなと気づいたんですよね。そういう意味で、登山の後やスキーの後に温泉につかることは、私にとって大切なリラックスの時間だと思っています。湯船につかっているのは数分だけど、唯一落ち着いている時間かもしれません。温泉から上がったら、またすぐにスキーの事や山の事を考えているので。

Q5.今回はのりくら温泉郷でどんな滞在をされているのですか?

今回は3泊です。3日間、いたるさんのスキーレッスンをみっちり受けました。そして明日はリトルピークスさんのバックカントリーツアーに出かけます。ツアー出発までの朝の時間に、善五郎の滝を見に、歩きに行こうかなと思っています。
遊びの予定については、先々まで入っていて、今年は9月まで既に山のスケジュールが決まっています。行きたい山に目標を定め、それに向けて登山の予定を組んでいます。
もう完全に山中心に生活が回っています。

Q6.あなたにとって、のりくら温泉郷はどんな場所ですか?

「仲間がつくれる場所」ですね。普段は変人扱いされちゃうのですが、私はのりくらへ来るようになって、同類(?)の友達が増えました。ツアーのガイドさんも、いたるさんも、常連宿のスタッフさんも、そこに集まってくる人たちも。みんな仕事もしっかりするけれど、遊ぶ時はとことん遊ぶという人たち。私にとっては、のりくらは「いつまでも子ども心を忘れない大人たち」とつながれる場所です。私もまだまだ攻め続けます。