インタビュー #02「自然のリズムを思い出させてくれる場所」

小林 高千保 さん

会社員/埼玉県在住

Q1.はじめてのりくら温泉郷を訪れたのはいつですか?

5~6年前の冬にはじめて来ました。大学の友人が営んでいる宿へ、その友人に会いに。その時は友人に紹介してもらって蕎麦打ちを体験し、楽しみました。

Q2.その後、どの位の頻度でのりくら温泉郷を訪れていますか?

友人と来てからは、家族を連れて来たりして、年に2~3回のペースで訪れています。来るたびに、新しい発見がありますね。

Q3.のりくら温泉郷のどんなところが好きですか?

以前、友人に連れて行ってもらった一の瀬園地で見た星空が印象的です。のりくら以外の場所で、星をPRしている観光地がいくつかありますが、のりくらの星には、ちょっと違う印象をもっているんです。僕は、静かなのりくらで星空を見たことで、日常生活の中で、「星や月を見ていなかった」ということに気づきました。それからは、新月だとか自然のリズムを意識するようになったんです。それまでは、仕事をするにも、休むにも、自分とか周りのペースで動いていたんですけど、それからは自然のペースを意識するようになりました。例えば、今日も新月ですけれど、星の良く見える新月をめざして乗鞍へも来るようになったりね。

それに、僕は鳥好きなんですが、お目当ての鳥を見るには、どんなタイミングがいいのかとか、そういう感じでのりくらに来るタイミングを見計らっています。

ただ、そうそう思い通りにはいかなくて、天気が悪くて、星が見られなかったり、お目当ての鳥に会えなかったりすることもある。

でも、不思議とそんなにがっかりしないんです。それは自然界のことで、自分の手の及ばないことだし、他にも出逢えるものはたくさんあるし、次に来る楽しみがまたできるし。何より、僕にとっては、ここにいる友人に会えるということが、まず一番大きいので。

Q4.のりくら温泉郷の温泉はどんな印象ですか?

僕は色々な温泉に行きましたけれど、のりくらの温泉は、自分が「温泉」と聞いてイメージするもの、そのものの姿がここにあった!という感覚です。乳白色の温泉や、その雰囲気が、自分のイメージとぴったり合って、とても好きです。

Q5.今回はのりくら温泉郷でどんな滞在をされているのですか?

今回は、大学の仲間との同窓会で来ました。宿の前でアウトドア遊び(薪ストーブや焚き火)して、滑りおりてくるみんなと戯れたり。スキーもいいですが、今だからできるそんな遊び方もできて、楽しませてもらってます。3年後くらいに、乗鞍でお店でも始めたいなって、思ってます(笑)

Q6.あなたにとって、のりくら温泉郷はどんな場所ですか?

月の満ち欠けなど、「自然のリズムを思い出させてくれる場所」ですね。また私の場合、のりくらにいる「人」(宿の主人であり友人)に会うことが大きいけれど、自然のなかで、来る度に新しい発見のある場所でもあります。とにかく、特別感がこののりくらにはありますね。正直なところ、あまりたくさんの人に知られたくない場所です。